2021年12月16日に大阪府・吉村知事の会見が実施されました。
その会見の中で、飲食店に関する質疑応答がありましたので紹介します。
この記事では、主に下記の項目について紹介します。
●飲食店への要請解除について
●会食ルールの効果について
●ワクチン接種証明アプリについて
●ワクチン検査パッケージの運用について
質疑応答
記者の方からの質問と、それに対する吉村知事の回答を紹介します。
質問1. 次回の対策本部会議
今の大阪府内の要請に関して、
年内にも対策本部会議と伺ってますが、来週以降開催される予定はあるのでしょうか。
来週、本部会議を開催することになると思います。
ちょっと日にちまでは決まってなかったと思いますけど。
来週中に開催します。
質問2. 飲食店への要請解除
これまでにも飲食店等への要請に関して、時間と人数の制限を解除する感染状況次第で、ということはあると思うんですけれども、
感染状況や医療体制っていうのは落ち着いてるところにオミクロン株っていうのが影響あると思うんですけれども、
その辺り、どういう基準で判断をされる予定でしょうか。
現状、同一テーブル4人以内でお願いしますだとか、2時間程度以内でお願いしますとか、様々なお願いをしていますが、実質、これをやっているのは大阪だけという状況です。
東京都も8人いうことで、東京と大阪だけの状況になっていて、他のエリアではもう解除してるというのが今の現状です。
これやはり、感染が広がりやすいのは東京大阪というのがあるのは当然だと思いまが、ただ一方で、社会経済活動を動かしていくという、非常に重要なことだと思っています。
これをやったのも、感染急拡大、リバウンドを防ごうと、徐々に解除していこうということで、秋の緊急事態宣言解除からのつながりの中で、今お願いをしています。
年末年始12月にかけて感染が拡大する可能性が非常にあったわけですけども、現状はそうなってないという事実もあります。
10人台、20人、20人いかないくらいの10人台。
夏の時は大阪で3000人でしたから、東京で5000人。1日最大ですね。
なので、そう考えるとやはり今は感染が非常に、これは府民の皆さん、事業者の皆さんの協力もあると思いますし、日々の感染対策、こういう状況でも皆さんまだマスクつけて頂いたりもしてますし。
色んな手洗いだったり、色んな感染対策プラス、ワクチンの効果、様々あって今の状況になっていると思ってます。
あと大きなもう一つが、変異株が入ってきてないっていうのもあります。
その中で、今感染は一定、リバウンドが起きている状況でもありませんので、できるだけ本来の形に戻していくというのがやはり筋だと思ってます。
ただ基本的な感染対策は是非実行してもらいたいと思ってますので、マスク、手洗い、うがい、距離を取る、そういった事はお願いをこれからもすることになると思いますが、テーブルの人数であったり、時間というのは、今の感染状況が大きく増加するというのが、この12月も見られませんでしたから、
それが見られないということであれば、解除するというのが筋だと思ってます。
後は、オミクロンについてはまだ、何とか水際で防止をして、市中感染を出来るだけ防ぐというのが重要だと思ってます。
ただオミクロンは、必ずこれはもう入って来るんだろうと思います。
そこのオミクロン株がどのぐらい感染拡大して広がっていくのかっていう状況も踏まえて、その時点においては適切な判断をする必要があると思ってます。
ただ今は市中感染も見られてませんから、880万人が今動いてるという状況の中で市中感染はまだ見られないので、そういった意味では現状で、今の措置を継続をお願いするという、感染が拡大しないのであれば今の措置をお願いするということにはならないだろうと思ってます。
本来自由なはずですから。
飲食店の営業は本来自由なはずなので。
それを感染対策をお願いしてるという、例外として制約をお願いしてるわけですから。
今みたいにずっと秋以降、現象が続いてる。そしてオミクロンの変数要素もありますけども、拡大の兆候が見られない中では、やはり解除すべきだと思ってます。
質問3. 会食ルールの効果
松井市長の会食に関する質問の時でも、時間設定に関しては緩和する一方で、少し曖昧な基準ではあるという事を知事はおっしゃってたかと思うんですけども、
改めてこの4人の人数制限とか時間制限をすることの効果というのは、知事は今どう捉えられてますでしょうか。
これは飲食店における人数であったりあるいは、時間、長時間にならないようにっていうのは専門家会議で出されてる知見でもありますので、一定の感染対策効果はあると思っています。
ただ、今感染そのものが広がっていない状況なので、じゃあこれを継続するのが果たして妥当なのかどうなのかっていうのを考えたら、大きなリバウンドを防ぐという意味で、特に年末年始これから広がりやすい時期に、今すでに、去年のベースで言うと今広がってるはずなんですけど、そういう時期に入ってる中で、大きく感染が広がってきてないということを見れば、今これを継続するというのはやはり事業者の皆さん、飲食店の皆さんにとってはやっぱり厳しいということになると思いますし、
ここは、感染が広がらない今の感染拡大が抑えてる状態が続くんであれば一旦解除すべきだというふうに思います。
その後オミクロンが入ってくるなり、状況が変われば、これは明日どうなるかわからないというのが感染症の世界なので、もちろんその時に適切な対応していきます。
ここは難しいところですけども。
今の状況でいくと、今の措置を継続するということにはならないと思います。
一定の効果はあると思います。
ただ、それが今じゃぁ、今これだけ抑えられているのがその効果と因果関係ありますかと言われればこれはもうわかりません。正直申し上げて。
ただ、その対策自体が効果があるというのは、これはまさに専門家会議でも示されている事ですし、ウィルスが口の中に沢山いるのは、これはもう間違いないので、
なのでそういった、どうしてもマスクを外しておしゃべりをするような場ではそこに感染者がいたら広がりやすいっていうのは間違いないので。
一定の対策の効果はあると思いますが、今これだけ減少している、ほんとに直結しているんですかと言われたらその因果関係までは僕らも証明できないですが、感染対策としての意味のある対策だと思ってます。
ただ今は少ないから、ちょっとここは、解除すべきだと思います。
質問4. ワクチン接種証明アプリ
来週の月曜日から、ワクチンの接種証明アプリがダウンロードができるという状況になると思うんですけれども、大阪府内での活用について知事として期待されることはどのあたりでしょうか。
やはり、ワクチン検査パッケージも始まることになります。
ワクチン検査パッケージも本格的に動き出すのは感染拡大時にはなるとは思いますが、ワクチン検査パッケージも導入もされるという事になってきますし、
今現に、いらっしゃいキャンペーンなんかでは事実上、ワクチン検査パッケージをお願いしますと、大阪府が主催する、府市で主催するイベントでも、ワクチン検査パッケージを実際お願いをしています。
この前中之島もそうですし、色んな秋の文化イベントもそれでお願いをしてます。
また、民間のイベントの皆さんも活用されてる方がいらっしゃるので、これが広がればいいなというふうに思っていますし、全国一律のシステムになると思いますから。
スマホに入れれるということについては、有効なものに是非なるように期待をしていますし、そこは推奨していきます。
今どうしても写メとそして現物の確認、そしてそれとは別に本人確認をやりました。
ワクチン検査パッケージの実証実験を飲食店でやったら、やっぱりちょっと、別々に本人確認と紙の確認っていうのも大変だから、この作業をなんとかしてもらいたい。というのが飲食店側の要望としてありましたので。
これがスマホにオールインワンになれば、飲食店や色んな民間の皆さんも扱いやすいと思いますから、ぜひそこは推進をしていきたいと思います。
是非使い勝手の良いものであることを期待しています。
質問5. 非認証店への要請
現状で認証店ではないところの、1グループあたりの人数制限であったり、会食の皆さん2時間程度以内ということであったりも、基本的には解除すべきというお考えでしょうか
そこについても今の感染状況が続けば、非認証店についてもやはりここは解除していくべきだというふうに思っています。
来週の22日に本部会議を開催する予定にしてます。今のところ。
質問6-1.ワクチン検査パッケージ
ワクチン検査パッケージを実際に運用していくためには、検査場がが非常に重要になってくると思ってます。
多くの検査場を確保する、そして気軽に検査できる仕組み、これが必要になると思います。
症状が無い方が基本的にはそこで検査を受ける、ワクチンを受けてない方で症状が無くて食事に行こうか、あるいはイベントに参加しようか、旅行に参加しようかという人が受けるということになると思いますので。
なので、その検査場が非常に重要になってくると。
その検査場について、今まさに、薬局なんかを中心にですね、声かけをして、今その下準備をしているところです。
ワクチン検査パッケージの予算が、今上程してますから。
これが可決されれば、具体的に、薬局や色んな所を中心とした、府内にできるだけ多くのワクチン検査パッケージ用の検査場を設置をしたいと思ってます。
そこで検査をして、飲食店にということになると思います。
飲食店で直接検査を受けるのはもっと難しいんだろうと思っています。
よっぽど大きな飲食店とか、体力のあるところでないと、通常の居酒屋さんとか通常の飲食店さんでいうと、元々そこで検査っていうのはなかなか難しいと思うので。
実際は、繁華街中心にできるだけ多くの検査場を作るということに今力を入れています。
またそれを実現させようと思ってます。
その検査場は登録制度になりますから、その登録の準備を今してるところです。
質問6-2.ワクチン検査パッケージ
制度が整えば、公表していきます。
まだちょっと予算も通ってない状況なので。
予算が通って、明日上程で明日審議もありますけれども。
それで可決されれば、それを元に予算執行していきますから、色んな検査場、もうすでに声掛けはしてます。
色んな薬局中心に。声かけはしてますけど、それを現実的に登録をしてもらって、運用していきたいと思います。
なので現実の運用とするとどうですかね、来年ぐらいなのかな、年明けぐらいに、できるだけ早く進めてますけども。
参考ページ
ワクチン検査パッケージを用いた実証実験の方法
ワクチン検査パッケージを用いた実証実験の結果
最後に
この記事の内容は、2021年12月16日の情報です。最新情報は大阪府のホームページ等でご確認下さい。
なお、発言内容を一言一句全て書き出しできているわけではありません。
文章では分かりにくい部分は、動画などでもご確認頂ければ幸いです。