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【大阪府・飲食店】指標の修正、大阪モデルの信号について_2021.11.9時点の情報




大阪モデル 信号 大阪府 大阪市 吉村知事

2021年11月9日に大阪府・吉村知事の会見が実施されました。

その会見の中で、飲食店に関係しそうな質疑応答がありましたので紹介します。

この記事では、主に下記の項目についての質疑応答を紹介しています。

●今後の指標修正について

●大阪モデルの信号について

記者の方から質問が出た順番に紹介します。

質疑応答

質問1-1. 指標の修正

政府が新型コロナ対策分科会の方で、緊急事態宣言を判断する際の新たな指標の方をまとめられたかと思いますが、

それについて現場を預かる知事としてどのような印象をもたれましたでしょうか。

はい。まず今ワクチンも一定程度広がってきて、色んな治療方法も出てきてます。

また、大阪府の方針としても、できるだけ早く初期治療を徹底してやっていこうと、できるだけ力を入れようと。重症化を予防する、出来るようにしようと。という事を方針としています。

なのでやはり、そういった方針を取りながらも当然感染が増えてくると重症者の方も増えてくる。一番防がなきゃいけないのは、医療からあぶれてですね、本来助かるはずの命が助からないとか、自宅で、治療受けたいけども受けられずにお亡くなりになるとか、そういった所のリスクをいかに判断するのか、これが重要になってくると思っています。

なので、新規陽性者数を中心に考えるのではなくて、これからやはり重症者の数であったり、あるいは病床のひっ度、そこを中心にした、判断基準に変えていきたいそう思っています。

なので大阪モデルの基準についても、改正を、今回の国の分科会の指標の改正に応じて、改正をしていきたいと思います。

今月中に大阪モデルの基準についても、修正を、今回の国の分科会指標の修正を受けて、大阪モデルの基準についても修正を加えたいと思います。

今月中に判断したいと思ってます。

質問1-2. 指標の修正

イメージとしては今月に対策本部会議を開いて、そちらの方で改正をするというイメージでしょうか。

そうです。いずれにしましても11月末までで今回の措置のお願いをしていますので。

その続きをどうするのかという事は、その時点の感染状況を踏まえて判断する必要があります。

なので、その時にですね、同時に大阪モデルの基準についても判断をしたいと思います。

で、これはひとえに裏を返せば、国が定めたレベル1から2への移行基準であったり、レベル2から3への移行基準とも等しいものになってくると思います。

今、国でいうレベルの0、1、これが大阪モデルでいうと緑にあたると思ってますし。

レベル2が黄色にあたると、レベル3、4が赤にあたると思ってますので。

じゃぁそれ、どの基準で、そのレベル、1から2に移行するのか、2から3に移行するのか。ここは国で明確に示されていません。

ただ基本的な一定程度の考え方示されてますので、それを参考にしながら、大阪府における基準、指標というのを考えたいと思っています。

質問2-1. 大阪モデルの修正

同じ、指標についてなんですけれども、

現在の大阪モデルだと新規の陽性者数と主に全体の病床と、重症病床、その3つで見ているわけですけれども、

新規陽性者数のところの枠組みを外すような考えはあるんですかね。

見張り番指標を今、既に設定をしてます。

これは感染の拡大の初期をキャッチするための見張り番指標というのを今定めて、20代、30代の新規陽性者の方がどれぐらいの割合になっているのか。加えて、前週と比較して1を超えてるのかどうなのか。

1を超えてるとして、超えてる日が何日連続で続いているのか。
こういったもので感染の初期については、できるだけ、感染の波に入ってるかどうかをキャッチするというので見張り番指標があります。

で、この見張り番指標の機能をもうちょっと強化をしてですね、感染の波に入った時も、この波がどのくらい拡大していくのかということを示す意味での見張り番指標というのを、ここも改良していきたい。

そこに新規陽性者数を組み込むべきではないかというふうに思っています。

だから感染の拡大のトレンドを把握するためには、新規陽性者数っていうのは今後も重要な指標になってくると思ってますので、それを無視する事はないです。

ただそれはあくまでも、感染拡大のトレンドを把握するものであって、その中で例えば早期治療が適切に受けられる。

外来でも病院、200病院確保しましたから。抗体カクテルを受け入れる病院が200病院を確保しましたし。
往診でも60の病院を確保しました。

入院もできるだけ早く入院してもらって、治療して、早く退院してもらう。

重症化を防ぐという基本方針ですので。

そういった、医療のひっ迫というところを大阪モデルの基準にしたいと思ってますし、

レベルアップの、レベルが危険度が高いレベルになるかどうかの基準にしたいと思ってます。

それとは別のものとして、感染のトレンドが今は拡大傾向にありますよというのを把握する意味での、見張り番指標の中に、ある意味新規陽性者数、今は20代、30代に絞ってますけど、

それも絞るかどうか、絞る必要は僕はないんじゃないかと思ってますが。
感染拡大のトレンドを把握する数字として新規陽性者数を、これからもリスク管理の指標として見ていきたいと思ってます。

ただそれがイコール、本当のリスクになるのかどうかというのは、先ほど私が申し上げたような対策をとる中で、数だけで判断する時期ではないんだろうというふうに思ってます。

例えば、この夏の大阪の新規陽性者も3,000人超えたというのは非常に、これまで1番多かったわけですけれども。
春の第4波と比べても医療体制を強化し、初期治療っていうの集中してやるっていう対策をとることで、病床が溢れるという事は起きませんでした。

それが今回、さらにワクチンも広がって、さらに我々大阪では強化してるので、新規陽性者が何人になったから、前と比べて最大になったから、リスクだ、そこですぐに信号赤。というのではないだろうというふうに思ってますので。

これからは新規陽性者数ももちろん感染のトレンドとしては見ますが、より重要になってくるのは、いかに医療がひっ迫するのか、医療が危機的な状況になるのか、そっからあぶれる人が出てきそうなのか。

そういったところを基準にすべきだと思ってます。

その数値については、部局とまた協議をしながら、正式な本部会議で今月中に定めたいと思ってます。

質問2-2. 大阪モデルの修正

イメージとしては今の大阪モデル、黄色になる、赤になるっていうのが、

より黄色になりにくくなる、より赤になりにくくなるような数値設定にしていくっていう形なんですか。

なりにくくなると言うよりは、リスクの評価を病床に重視していくという事です。

なので、感染者数が少なくても、例えば新たな変異株が出てきて、感染者数が少なくても病床をひっ迫するような、状態を重くさせるような株が出てくれば、それは感染者数が少なくてもやはりリスクになりますし、

逆に感染してもほとんど重症者が出ないようであれば、それは4,000人、5,000人、6,000人なったとしても大きなリスクにはならないわけですから。

リスクの評価の指標が新規感染者数と言うよりは、病床をいかにひっ迫して、病床からあぶれそうになるかどうか。あぶれるのをいかに防いでいくのか。

そこの治療の範囲できちんと収められるかどうか。

これがどうも危ないとなってくると黄色にし、赤にすると。
いうふうに考えていくべきだろうと僕はそういうふうに思っています。

質問2-3. 大阪モデルの修正

今例えば黄色だったら、病床20%以上、また重症病床20%、

赤だったら、全体の病床50%か、重症病床50%以上という数字が具体的にありますけど、その数字は上げるというイメージなんですか。

その数字は基本的にその数字。

国が示している数字ですから。

それは上げる事は無いです。
それをベースにしながら他にもっと、それだけでは判断しづらかったりもしますので、

他の指標をちょっと組み込めないかという事は考えられることになると思います。

国が示した一応の基準数値は参考にしながら、そこを軸においた上で、より精緻(せいち)にリスク判断ができるように、そのリスク判断基準の数値は設けたいと思ってます。

ただその数値にある裏にある哲学とすれば、さっき言った病床がいかにひっ迫するのか、そっからあぶれる人がでそうなのか、自宅で本来治療を受けなきゃいけない人が受けられずに亡くなる状況になってしまうのか。

そのリスクにいかに迫ってるのか。

そこを重視すべきであって、単純に今までみたいに人数が何人増えたから、これは黄色です、赤ですと言うのはもう違うステージになっているだろうと思います。

質問3.    大阪モデルの信号

大阪モデルの見直しに関して一点確認したいんですけども、

政府の分科会の指標等は5段階あると思いますけども、

大阪モデルの方は赤、黄、緑、従来の3段階で評価する、そこは変わらないという認識でよろしいでしょうか。

そこはもう変えません。

その方が分かりやすいと思いますから。

やはり通天閣さんであったり、それから万博の塔であったり、今信号も3色ですけども、分かりやすくシンプルにいきたいと思います。

最後に

この記事の内容は、2021年11月9日の情報です。最新情報は大阪府のホームページ等でご確認下さい。

なお、発言内容を一言一句全て書き出しできているわけではありません。

文章では分かりにくい部分は、動画などでもご確認頂ければ幸いです。