2021年11月2日に大阪府・吉村知事の定例会見が実施されました。
その会見の中で、飲食店に関係する質疑応答がありましたので紹介します。
この記事では、主に下記の項目についての質疑応答を紹介しています。
●10月25日~10月29日に実施した飲食店での実証実験について
記者の方から質問が出た順番に紹介しています。
質疑応答
質問1. 飲食店での実証実験
飲食店への実証実験が、先月の29日で終了したかと思うんですけれども、
もし可能でしたら、どういった方、どれくらいの方が参加されたかや、また、浮き彫りになった課題等ありましたら教えて下さい。
はい。10月25日から29日まで、この飲食店でおけるワクチン検査パッケージの実証実験を実施を致しました。
これは、コロナからミナミを復興するあきんどの会というミナミの皆さんの、飲食店を中心にしたミナミの皆さんのご協力を得て、実現することができました。
改めてこのミナミの皆さんに感謝申し上げたいと思います。
期間中に大きなトラブルはありませんでした。
実績ですけれども、参加者については774名の方に参加をいただきました。
内ですね、この抗原検査を実施した方については416名です。
陽性者の方はいらっしゃいませんでした。
ですので416名以外の方は、ワクチンであったりPCR検査を事前に行って頂いた。
ただ半分強はそれは無いということで抗原検査を実施されたという事になります。
それから、コロナ追跡システムに登録頂いた方は228名です。
3分の1ぐらいが登録を頂いたという事になります。
そして大阪府から、これに協力して頂いたお客さんに対してマスクの贈呈を致しましたが、マスクの贈呈をさしてもらった人が535名いらっしゃいます。
今後、国からも、これは国主体の検査、国と大阪府で共同してやってる実証実験でもあります。
国からも、この加盟店、協力に応じてくれた12店舗に対して、店としてどうでしたかということの聞き取りのアンケートをやる予定です。
また、このコロナ追跡システムで把握した方に対しては、ネットでもアンケート、メールアドレスこちらで分かりますので、そのご協力もお願いしております。
また紙媒体でアンケートに協力して頂いたお客さんもいらっしゃいますので、その中身については集計中です。
11月にはですね、様々な最終報告という事を取りまとめて公表もしていきたいと思います。
また国において、個別のエリアごとの公表はないとは思いますけども、国においても全体として色んな府県でやってますから、統合した形での何らかの発表というのはされるんだろうと、されるとも聞いています。
大阪府は大阪府で独自にどういう状況だったかという事は発表させてもらいたいと思ってます。
以上です。
質問2. 飲食店での実証実験
先ほど、実証実験の件で関連してなんですけども、
結果についてお話しをして頂きましたが、知事として結果を見られてどういった印象受けたかっていうのと、またなんか課題みたいなものは感じられたものはありますでしょうか
課題についてはこれからだと思います。
アンケート今、回収をしておりますので、それを見ないとなかなか課題まではまだ見つかってない。それを見て分析することになります。
ただ非常に多くの方も参加頂きましたので、この日数としてはそれほど多くない日数ですし、平日という日程の中で、800名近くの方に参加頂きました。
今後、このワクチン検査パッケージをどう広げていくのか、あるいは飲食店で広げれるのか。
広げるとしてもどういう条件になったら広げていくのかっていうのは、我々は考えなきゃいけないと思ってますので、そういった意味で、店側にとってどれぐらい手間があったのか、お客さんにとってどのぐらい手間があったのか。
そういったことも分析をしていきたいと思っています。
またこれで、どこまで感染が防げるかというのは、ちょっと正直なところ多分、比較資料がないのでなかなか分からないということになりますが、
ただ、ワクチンをしている人ですから。
ワクチンをしている人は他の人に移しにくいというのは、イギリスのオックスフォード大学の調査でも出てますので、そういった意味ではもちろんワクチン2回接種してない、してる人としてない人で比較すると、他人にまず移しにくいというのもこれはあるでしょうし、
合わせて、この検査で陰性が確認されている人ですから、検査してない人と比べればもちろんこれは他人に移しにくい。
そういった意味でより安全な飲食の場であることは間違いないと思っています。
その程度は分析しにくいですけれども、そういった事であるのは間違いないと思っていますので、これをどう展開していくのかっていう、した方がこれはもちろん感染がある程度広がっている時期でも店に時短要請とかお酒の提供自粛とかっていう、この強い制限をしなくとも、こういったやり方で、このウィルスと共存ができないかと、いうことは考えていきたいと思っています。
その中で障壁になるのがやっぱり、どのくらい手間がかかるのかっていう事もやっぱり障壁になります。商売としてやっているわけですから。
いかにスムーズに改善すべき点がないかどうかも含めてですね、考え、分析をしていきたいと思っています。
また抗原検査で実施した方の数も結構多いので、今後、ワクチンが十分行き届いてない状況の中で実施するんであれば、こういった事もやっぱり色々考えていかなければならないんじゃないかなと、そういうふうにも思っています。
ここはいずれにしてもアンケート等で出揃った段階で、今度大きく展開する時に、できるだけスムーズに展開できるように分析をしたいと思ってます。
最後に
この記事の内容は、2021年11月2日の情報です。最新情報は大阪府のホームページ等でご確認下さい。
なお、発言内容を一言一句全て書き出しできているわけではありません。
文章では分かりにくい部分は、動画などでもご確認頂ければ幸いです。