ふるさと納税を利用したことはありますか？
会社員の方も個人事業主の方も利用できるお得な制度です。
この記事では、まだ「ふるさと納税」を利用したことがない個人事業主の方向けに、仕組みを紹介します。
納税額が高いほど、利用できる額も多くなる可能性がありますのでぜひご覧ください。
どんな制度？
子供の頃は住んでいる地域の行政サービスを受けて育ち、進学や就職を機に都会に移り住む。そして大人になると、移り住んだ先の自治体へ納税をしている。という方は多いと思います。
ふるさと納税制度とは、「今は都会に住んでいるけど、自分を育ててくれたふるさとに納税できる制度があっても良いのでは？」という思いから考え出された制度です。
本来住んでいる自治体へ納める税を、実質的に他の自治体へ移転する効果がある仕組みですが、寄付金税制を活用するため、法律上は「寄付」と「それに伴う税の軽減」を組み合わせたものになります。
ですので、ふるさと納税を行い、所得税・住民税から控除を受けるためには、原則として確定申告で申告を行う必要があります。
ちなみに、寄付する先の自治体は生まれた地域に限らず、応援したい自治体など、どの自治体でもOKです。
自治体によって色々な返礼品が用意されており、自己負担額2,000円で美味しいお肉や海鮮を受け取ることも出来ます。
収入などによって毎年、控除額の上限が変わります。
1月～12月を1年とカウントしますので、2021年1月から12月までの収入に対する控除額上限は、2021年の12月までに利用する分に適用されることになります。
つまり、今年使える枠は、12月までに使い切って下さいという事です。
ふるさと納税の利用方法
ふるさと納税を利用する手順を紹介します。
①控除上限額を確認する
■収入や家族構成などによって、控除上限額が異なります。
自己負担額として2,000円は皆さん必要となりますが、自己負担がそれを超えないように「控除の上限額」をシュミレーションしておきます。
（ちなみに、自己負担となる2,000円は1年間の寄付金総額に対して必要となるものです。複数の自治体へ寄付を行っても、その都度必要となるものではありません。）
■個人事業主の方がふるさと納税を利用する際の控除額上限目安は、住民税の納付に使用する税額決定通知書に記載されている「所得割額」の2割程度と言われています。
控除額の上限額については、税理士さんなどにも相談してみて下さい。
参考までに、ふるさと納税の控除額について書かれた総務省のHPを添付致します。
自治体への寄付額は、想定した控除上限額よりも低めに抑えておくと安心です。
②寄付する自治体を選ぶ
ふるさと納税の申込は、受付している各自治体によって異なります。自治体のホームページで申込できるところもありますが、複数の自治体の返礼品をまとめて紹介している、ふるさと納税サイトを利用するのが便利だと思います。
ご自分の控除上限額に注意しながら、各自治体へ申し込みをしていきます。
ふるさと納税の窓口となるサイトはたくさんありますので、ここでいくつか紹介します。
各サイトによって取り扱う自治体や返礼品が違ったり、アマゾンギフト券をプレゼントするキャンペーンが行われていたりしますので、比較してみて下さい。
サイトによっては「〇月〇日までのキャンペーン！」と書いている場合がありますが、キャンペーン期間が終了しても、翌日からまた新しいキャンペーンが始まったりする場合がありますので、冷静に選択して下さいね。
【ふるさと納税の窓口サイト】
■さとふる（株式会社さとふる）
【さとふる】ランキングとレビューで探せる利用率No.1ふるさと納税サイト
■ふるさと本舗（株式会社ふるさと本舗）
■ふるさとプレミアム（株式会社ユニメディア）
ふるさと納税サイトなら【ふるさとプレミアム】使いやすさ圧倒的No.1
■ふるなび（株式会社アイモバイル）
最大12%！付与上限なし！ 日本を元気に！SUPER特×特祭り 事前エントリー＆寄附でふるなびコインがもらえる！ | ふるさと納税サイト「ふるなび」
【楽天市場】ふるさと納税｜はじめての方でも簡単！納付先の自治体、寄付金の使い道が選べ、お礼の特産品や税金の控除もうれしい「ふるさと納税」
■ふるさとチョイス（株式会社トラストバンク）
ふるさと納税サイト [ふるさとチョイス] | お礼の品掲載数No.1
■ふるさとプレミアム（株式会社ユニメディア）
ふるさと納税サイトなら【ふるさとプレミアム】使いやすさ圧倒的No.1
ANAのふるさと納税 | ANAのマイルが貯まるふるさと納税！
■ふるぽ（株式会社JTB）
■au PAY ふるさと納税（auコマース＆ライフ株式会社、KDDI株式会社）
■三越伊勢丹ふるさと納税（株式会社三越伊勢丹ホールディングス）
■ふるさとパレット（東急株式会社）
■ふるり（株式会社MLJ）
■ふるスポ！（Sports Local Act株式会社）
「公式」ふるスポ！ふるさと納税で地域を応援しながらスポーツを楽しもう！
■ふるさとぷらす（株式会社エスツー）
③返礼品と寄付金受領証明書をもらう
申し込んだ自治体から、返礼品と寄付金の受領書が送られてきます。
寄付金の受領証明書は、確定申告に必要な書類です。大切に保管して下さい。
万が一紛失した場合は再発行手続きなどが必要となります。
④税金控除の手続きを行う
ふるさと納税を行った次の年の3月15日までに、住所地の税務署に確定申告を行います。
確定申告を行う時には、③で受け取った「寄付金受領証明書」を添付します。
⑤所得税からの控除
確定申告を行うと、ふるさと納税を行った年の所得税から控除されます。
⑥翌年度の住民税からの控除
確定申告を行うと、ふるさと納税を行った翌年度分の住民税が軽減される形で控除されます。
実施時期
ふるさと納税制度を利用した各自治体への寄付は、いつでも行う事ができます。
ただし1月~12月の期間を1年とカウントし、その1年間の所得に対する課税の中で取扱われることになります。
なので、2021年のふるさと納税枠は、2021年12月までに利用します。
また、返礼品によっては募集期間が限られているものもあります。季節の果物や海鮮など、希望する物が決まっている場合は募集時期に合わせて申し込みを行います。
最後に
この記事が、ふるさと納税制度を知るきっかけの一つになれば幸いです。
ご興味がある方は、総務省のふるさと納税のサイトを添付しますので、こちらでも詳細をご覧ください。
