2022年2月28日に大阪・吉村知事の会見が実施されました。
その会見の中から、飲食店に関しそうな質疑応答を紹介します。
このページでは、主に下記の項目について紹介します。
●今の感染状況の分析ついて
●3月7日以降の、まん延防止の延長要請について
●まん延防止の延長期間とワクチン接種率について
質疑応答
記者の方からの質問と、それに対する吉村知事の回答を紹介します。
質問1. 感染状況の分析
週末の感染状況を見ますと、右肩下がりになってきている印象を受けますけども、知事の方の分析はいかがでしょうか。
感染者数自体は確かに、少し減少傾向にあると思います。
ただやはり、オミクロンアッシュもそうですし、この感染が大きく減少してるという状況でもないので、やはり府民の皆さんの感染対策の徹底をお願いしたいと思っています。
質問2. まん延防止の延長要請
まん延防止等重点措置なんですけども、政府内では延長という声も出てきていますが、知事としての改めてお考えはいかがでしょうか。
感染については確かに少し減少にありますけども、病床は非常に厳しい状態が続いています。
病床のひっ迫は非常に厳しい状態が続いていますので、このまん延防止措置については延長をお願いしたいと思っています。
また、入院される方、お亡くなりになる方、本当に高齢者の方が多いという状況なので、高齢者の方のワクチン接種、まん延防止の期間中に、延長された、この期間中に高齢者の皆さんのワクチン接種を概ね完了させる、そこも重要な視点だと思っています。
なので、病床が今、非常にひっ迫した高止まりの状態が続いていること、高齢者の皆さんの入院が非常に多いという中で、高齢者の皆さんのワクチン接種をなんとか概ね完了させる。
そのためにも、その間に感染が急増するというのを防がなければいけませんので、まん延防止の延長をすべきだと思っています。
質問3. まん延防止の延長要請
延長すべきということなんですけども、以前のように、延長の要請の方を決める対策本部会議の方を開かれたりとかですね、そういった手続きを踏む予定っていうのはあるのでしょうか。
本日本部会議を書面で、持ち回りで、行いたいと思っています。
これは担当部もそうですし、やはり今、国においても病床が非常にひっ迫しているというのが共通認識にもなっていますので、延長するということについて、府の部局内でも異論がないという状況ですし。
僕自身もやはり先ほど申し上げた通り、病床のひっ迫が非常に続いているという中で、本当に申し訳ないんですけれども、感染の、また、更なる感染拡大を防いでいくと病床のひっ迫の解消というのやっぱり目指していく必要があると思います。
また高齢者の皆さんに、なんとか、概ね3回目のワクチン接種が完了する。
これも3月の下旬頃には何とか完了できると思いますので、その間、感染がまた急拡大すると、そもそも病床が、ひっ迫してる状況の中で更に感染がまた増えてくると、非常に厳しい状態になってしまいます。
なので、今病床のひっ迫が高止まりが続いている状態、今後は減少する可能性は当然、感染者が減少すれば、そちらも減少してきますけども。
やはり非常に高止まりが、病床のひっ迫については高止まりの状態が続いていますので、これをなんとか少しでもやっぱり緩和させる必要があるという観点から、まん延防止措置については3週間程度、延長を要請したいと思っています。
質問4. まん延防止の延長要請
重点措置の関係に戻るのですが、先ほど延長期間3週間程度というご発言ありましたが、これは政府の方ともある程度調整をされていらっしゃるのでしょうか。
大阪府の考え方として、申請の、要請の期間として、僕は3週間程度必要だということで要請をいたします。
現時点で何か、下合わせをしているわけではありません。
なので、最終的には政府が判断するということになろうかと思います。
ただ、僕自身の考え方として、これはやはり府民の皆さん、事業者の皆さんへの、本当にお願いにはなるんですが、病床がこれだけひっ迫しているという状況。
そして、確かに感染は減ってきてるんですけれども、オミクロン株、感染拡大が強いという中で、大きく減っている状況ではない。
病床が非常にひっ迫してる。
これを解消させていく必要がありますので、是非お力を貸して頂きたいと思います。
その期間としては3週間程度、やはり必要になると思っています。
また、3週間あれば、今入院される方もほとんど高齢者の方です。
入院者の70%以上が、70代以上の高齢者の方です。
重症者の70%が70代以上の高齢者の方。
お亡くなりになる人の平均年齢が80歳、90%以上が70歳以上の高齢者の方。
なので高齢者をお守りするということが非常にやっぱり重要です。今回、オミクロン株。
その中で、重要になってくるのはやっぱりワクチンですから、高齢者の方のワクチンが、概ね完了する、これが3月の下旬には概ね完了すると思いますので、何とかそのまん延防止で、この感染をある程度抑えてる期間にですね、高齢者の皆さんのワクチン接種を完了させたいと、そういう思いもあります。
ですので、またそれは必要なことだと思っています。
そういった観点から、3週間程度の延長をお願いをしたいと思います。
質問5. 緊急事態宣言の要請
今回、延長要請を判断するにあたって、緊急事態宣言の要請というのは選択肢としてはなかったのでしょうか。
それはないです。
その理由、改めてお聞かせください 。
感染が減少傾向に入っているからです。
最後に、今日の感染状況の見通しをお聞かせください。
今日は4,600人前後になります。
質問6. まん延防止の延長要請
まん延防止延長要請についてなんですけども、これは書面の対策本部会議と、要請は今日中に行うということでしょうか。
はい。今日中に行います。
この後行います。
質問7. ワクチンの接種率
ワクチン接種に関しまして、知事、今年2月末までには高齢者の接種はある程度終わらせたいという話をずっとされていましたが、今回3月末を目処になってまして、2月末までに終わらなかった、終わらなそうな理由として何かあげあられますでしょうか。
特に高齢者施設ですね。2月末、なんとか終わらせる、高齢者施設については2月末までに終わらせるべきだっていう話、僕はしてますし、自治体に、市町村に要請もかけて、またその確認もしています。
現時点で、数字ありますかね。
60%が2月末に終了というふうにも、、
改めての調査があるので、本日現在からちょっと前の数字になりますけども、約60%の、市町村からの回答で、2月末には完了するというのを報告を受けてます。
ちょっとここは事前修正で、さらに高くなる可能性はあると思っていますが、まだ100%になっていないという状況です。
ここについてはそれぞれの市町村との情報共有もしながら今、一つでも多くということで進めているところです。
高齢者の皆さん、施設以外の方も含めた65歳以上の高齢者の皆さんの接種というのも全国でも発表されている数字と、ほぼ近い数字にはなりますけれども、まだ90%とか80%とか、そういう数字にはなっていません。
なので、今のこの伸び率等々で換算すると、3月の20日以降ぐらいに概ね、希望される高齢者のワクチン接種は完了する見込みだと思ってますので、今回のまん延防止の措置の延長についても、申し訳ないんだけれども高齢者の、病床のひっ迫っていうのが一番大きい理由ですけれども、合わせてひっ迫してる理由、中身としてもほとんど確認される方が高齢者なので、高齢者守るという観点から、高齢者の皆さんのワクチン接種っていうのが、概ね3月の20日頃には終了する、20日過ぎぐらいには終了するという判断を、これは見込みだからわかりませんけれども、徐々に伸び率が少し下がってくるかもしれない。わからない。
それを見てもやっぱり3週間程度あれば、なんとか概ね65歳以上の高齢者、希望する方については概ね完了するというふうに思ってますので、そこの、まん延防止の延長の措置のお願いすべきだという考え方です。
施設系について100%ではないんじゃないかというのは当然ありますけれども、これは様々施設の理由もあるという中でですね、やはり、今これだけ多く陽性も出ていますから、1施設でも多くのワクチン接種を早く終わらせる、それが重要だと思っています。
質問8. ワクチンの接種率
先程の、ワクチン接種について聞きたいことがあるんですけれども、高齢者施設ではなくて市町村に呼びかけて、高齢者に対してのワクチン接種を急がれている、現状の接種率と、3週間後の、どの程度まで接種を終えられたいかという見込みなどはありますでしょうか。
日々チェックしてるんですけども、最新の数値でいくと46.7%です。
全高齢者に対して46.7%。
40%内に入って徐々に徐々に増えてきてるという状況で、約50%というふうに思ってもらっても良いだろうと思います。
なので、やはり、全国でもちょっと前に岸田総理が50%という発信をされ、答弁か何かで発信されてたと思いますけれども、そっから数パーセントぐらいです、少ないという状況、ほぼ似た数字だと思いますけれども、そのぐらいの、大阪もそのぐらいの数字です。
今後、日々の伸び率っていうのも、日々、どのくらいなるのかっていう予測率も計算してるんですけれども、今の状態でいけば3月20日頃に、ほぼ希望される方、接種券が届いて無い方がいらっしゃるかもしれませんが、一部、9月10月ぐらいに受けられた方については接種券がまだ届いてない方いらっしゃいる、6ヶ月の間隔空いてない方いらっしゃると思うんですけれども。
概ね、高齢者の接種早くやりましたから、3月の20日頃にはこの割合が、ほぼ90%になるという状況です。
ただ90%っていうのも、1回目2回目を受けた高齢者の方の割合が90%ですから、なのでその90%の方が9割受けたら80%になりますので、全員が受けられるわけじゃはないですから。
なので、全高齢者に対しての割合という意味でいうと。
全高齢者に対しての割合という意味では、80%程度に達すれば、ほぼほぼ希望される方は受けられたということになるんだろうと思っています。
2回接種された高齢者の方、全部で238万人の高齢者の方いらっしゃるわけですけれども、2回目接種受けた方が220万人、92.5%です。
なので、92.5%のうち何パーセントの方が3回目接種を受けられるのかということになると思いますので、92.5%の方のうち、9割が受けたとしても約80%ぐらいになろうかと思いますから。
高齢者全体の数字で見れば。
2回目接種の人の割合で行くと、9割という計算の仕方もあると思うんですけど。
高齢者全体という割合で見たらおそらく8割くらいになるだろうと予測をしてます。
じゃあ8割ぐらいになるのっていつぐらいなのっていうと、今の接種の状況、日々の増加率等計算すると、大体3月20日頃にほぼ9割の方、希望する方の9割の方が接種を終えるだろうと推測をして、予測を立てています。
ただ、これはあくまでも予測なので、割合が高くなってくると伸び率が下がってくるときもありますから。
そういった意味で、ちょっと-(聞き取れませんでした)-も見なきゃいけませんから。
そう考えると、3週間程度の延長、となると6日から3週間ですので、3月の27日か26日か、そのぐらいの日になると思うんですが、そこまで延長を何とかして、感染を抑えるということを続ければですね、高齢者の皆さんの希望する方のワクチン接種というのは完了することができる、いう意味もあります。
また、感染が、減少が、もし反転することがなければ、病床もやっぱり徐々にひっ迫が解除されてきますから、その期間があれば、病床も今よりはかなり改善すると思っていますので。
一番大きな理由は病床のひっ迫が続いているというのが、延長を要請する一番の大きな理由です。
合わせて、高齢者を守るというのが、入院者を見ても、お亡くなりになる方を見ても、ほとんど高齢者なので、高齢者を守るという観点からも、高齢者の皆さんのワクチン接種3回目が概ね終わるのが、3月の20日過ぎぐらいになりますから、なんとか3週間、まん延防止措置の協力をお願いします、という考え方です。
最後に
この記事の内容は、2022年2月28日の情報です。最新情報は大阪府のホームページ等でご確認下さい。
なお、発言内容を一言一句全て書き出しできているわけではありません。
文章では分かりにくい部分は、動画などでもご確認頂ければ幸いです。