大阪府では、2022年1月25日に「第67回大阪府新型コロナウイルス対策本部会議」が実施され、まん延防止期間中の要請内容が決定されました。
発表された資料と発言から、飲食店に関係する情報を紹介します。
この記事では、主に下記の項目について紹介しています。
●まん延防止期間の飲食店への要請内容
●協力金
●時短要請に応じない店舗への法的対応
●ゴールドステッカーの申請状況
●見回り隊の活動
- 飲食店等への要請
- 認証店・非認証店の違い
- 【認証店】酒提供をする場合
- 【認証店】酒類提供をしない場合
- 【非認証店】
- 協力金について
- 要請に応じない店への法的対応
- ゴールドステッカーの申請状況
- 見回り隊
- 関連記事
- 最後に
飲食店等への要請
要請期間
2022年1月27日~2月20日(25日間)
要請区域
大阪府内全域が対象です。
対象施設
飲食店等への要請内容について、対象となる施設は次の通りです。
■飲食店
飲食店(居酒屋を含む)、喫茶店等(宅配やテイクアウトサービスを除く)
■遊興施設
キャバレー、ナイトクラブ、インターネットカフェ、マンガ喫茶、カラオケボックス等で、食品衛生法の飲食店営業許可をもっている店舗
■結婚式場等
飲食店営業許可を持っている結婚式場、ホテルまたは旅館で披露宴等を行う場合
認証店・非認証店の違い
飲食店への要請内容は、「ゴールドステッカーの認証店舗」と「その他の店舗」で要請内容が異なります。
また、ゴールドステッカー認証店舗は、「酒類の提供をする」または「酒類の提供をしない」のどちらかを選択することができます。酒類の提供を「する」「しない」によって、協力金の金額が変わります。
【認証店】酒提供をする場合
ゴールドステッカー認証店舗であり、酒類を提供することを選択する店舗への要請内容はこちらです。
営業時間
朝5時~夜9時
酒類提供
酒類提供あり
朝11時~夜8時30分
人数制限
・同一テーブルでの飲食は4人以内
・5人以上のグループで入店された場合は、テーブルを2つ以上に分けて下さい。
・ただし、対象者全員検査で陰性を確認した場合は、同一テーブル5人以上にしてもOKです。
→対象者全員検査により行動制限の緩和の適用を受けたい事業者は、大阪府に登録する必要があります。
その他の要請事項
・マスク会食の周知と、正当な理由なく応じない利用者の入場禁止(退場も含みます)
・アクリル板の設置等
・従業員への検査勧奨
・入場者の整理誘導
・発熱などの症状がある人の入場禁止
・手指の消毒設備の設置
・施設の消毒・換気
・業種別ガイドラインの遵守を徹底
・利用者に対して2時間程度以内での利用を要請
・カラオケ設備を利用する場合は、利用者の密を避けること、換気の確保など感染対策を徹底する
協力金
大企業(中小企業も選択可能です)
売上高減少額に応じて
1日あたり、0万円~20万円
25日間で、0万円~500万円
【認証店】酒類提供をしない場合
ゴールドステッカー認証店舗であり、酒類を提供しないことを選択する店舗への要請内容はこちらです。
営業時間
朝5時~夜8時
酒類提供
酒類提供なし
人数制限
・同一テーブルでの飲食は4人以内
・5人以上のグループで入店された場合は、テーブルを2つ以上に分けて下さい。
・ただし、対象者全員検査で陰性を確認した場合は、同一テーブル5人以上にしてもOKです。
→対象者全員検査により行動制限の緩和の適用を受けたい事業者は、大阪府に登録する必要があります。
その他の要請事項
・マスク会食の周知と、正当な理由なく応じない利用者の入場禁止(退場も含みます)
・アクリル板の設置等
・従業員への検査勧奨
・入場者の整理誘導
・発熱などの症状がある人の入場禁止
・手指の消毒設備の設置
・施設の消毒・換気
・業種別ガイドラインの遵守を徹底
・利用者に対して2時間程度以内での利用を要請
・カラオケ設備を利用する場合は、利用者の密を避けること、換気の確保など感染対策を徹底する
協力金
大企業(中小企業も選択可能です)
売上高減少額に応じて
1日あたり、0万円~20万円
25日間で、0万円~500万円
【非認証店】
非認証店舗への要請内容はこちらです。
営業時間
朝5時~夜8時
酒類提供
酒類提供なし
→非認証店の場合は、酒類の提供なしとなります。
人数制限
・同一テーブルでの飲食は4人以内
・1グループ4人以内であれば入店可ですが、1グループ5人以上の場合は入店案内を控えて下さい。
協力金
大企業(中小企業も選択可能です)
売上高減少額に応じて
1日あたり、0万円~20万円
25日間で、0万円~500万円
その他の要請事項
・マスク会食の周知と、正当な理由なく応じない利用者の入場禁止(退場も含みます)
・アクリル板の設置等
・従業員への検査勧奨
・入場者の整理誘導
・発熱などの症状がある人の入場禁止
・手指の消毒設備の設置
・施設の消毒・換気
・業種別ガイドラインの遵守を徹底
・利用者に対して2時間程度以内での利用を要請
・カラオケ設備を利用する場合は、利用者の密を避けること、換気の確保など感染対策を徹底する
協力金について
認証店の協力金
認証店の場合、酒類の提供を行うか、行わないかを選択することができます。
また、要請期間中にその選択を変更することも可能です。
ただし期間中に変更した場合は、25日間の全てにおいて協力金額が
1日あたり、2万5,000円~7万5,000円
となるそうです。
非認証店の協力金
非認証店であっても、大阪府の要請に協力した場合は協力金の支給対象となります。
要請に応じない店への法的対応
これまで、営業時間短縮の要請に応じなかった店舗については、特措法に基づいて、過料に至る手続きが実施されています。
これまでに実施された、時短営業要請に応じなかった店舗への法的対応件数について紹介します。
各期間ごとの対応件数は下記の通りです。(2022年1月24日時点の情報)
2021年4月25日~6月20日分
(緊急事態措置)
⑤「裁判所への通知」が30店舗
⑥「過料決定」が26店舗
2021年6月21日~7月11日分
(まん延防止等重点措置)
①「個別店舗への要請通知」が172店舗
→弁明の機会2週間を確保できないことから、命令手続きに至らず。
2021年7月12日~8月1日分
(まん延防止等重点措置)
②「営業時間短縮命令の事前通知」が77店舗
→緊急事態措置への移行により、命令手続きは中止。
2021年8月2日~9月30日分
(緊急事態措置)
②「営業時間短縮命令の事前通知」が101店舗
③「営業時間短縮命令の通知」が98店舗
⑤「地方裁判所へ通知(過料)」が85店舗
ゴールドステッカーの申請状況
2022年1月25日の9時30分現在、ゴールドステッカーの申請件数は49,837件となっています。その内訳は下記の通りです。
①審査前:276件
②書類審査中(修正依頼中):1,149件
⇒このうち、長期間書類が未提出の店舗が約460件。
③書類審査中(修正後確認中):92件
④現地確認の申込を依頼中または予約済み:1,275件
⇒このうち、長期間未予約の店舗が約460件
⑤現地確認終了(一部改善等):47件
⑥認証(交付・発表):46,998件 (このうち認証取消しは21件)
☆ワクチン検査パッケージ適用に向けた登録申請件数:15,600件
「ワクチン検査パッケージの解説」や「ゴールドステッカーの取得方法」について、後の関連記事で紹介していますので、これから取得される方の参考になれば幸いです。
見回り隊
まん延防止等重点措置の期間、「見回り隊」による見回り活動が実施されます。
夜の見回り隊/時短協力確認
■活動内容
・営業時間短縮要請に協力してくれているかどうかを現地確認
→未協力店舗に対しては電話をかけたり、個別訪問による働きかけが実施されます。
■実施期間
・2022年1月27日~2月20日
・21:00~22:00
■対象
・約10万店舗
■体制
・最大50人体制
・民間委託
「飲食店」見回り隊/非認証店見回り隊
■活動内容
・非認証店に対して、感染防止対策の確認
・ゴールドステッカーの申請を推奨
・まん延防止等重点措置内容の周知徹底
■実施期間
・2022年1月27日~2月20日
・11:00~19:00
■対象
・約1万5,000店舗(ゴールドステッカー非認証店舗)
■体制
・最大120班、240人体制
・民間委託
関連記事
■ワクチン検査パッケージ
■ゴールドステッカー/申請準備
■ゴールドステッカー/現地確認の予約方法
■ゴールドステッカー/現地確認に合格した後にすること
最後に
この記事の内容は、2022年1月25日の情報です。最新情報は大阪府のホームページ等でご確認下さい。