大阪府では、2021年11月25日に「第61回大阪府新型コロナウイルス対策本部会議」が実施され、その後に質疑応答が行われました。
このページでは、その会議後に実施された質疑応答の中から、飲食店に関係しそうなものを紹介します。
本部会議(実施日:2021.11.25)での飲食店に関する内容はこちらでまとめています↓
【大阪府・飲食店】12月1日以降の飲食店への要請内容・ゴールドステッカーの申請状況について_2021.11.25時点の情報 - 大阪の飲食店向け情報サイト
この記事では、主に下記の項目について紹介しています。
●12月以降における、飲食店での人数制限について
●今回の要請期間について
●ワクチン検査パッケージについて
質疑応答
記者の方からの質問と、それに対する吉村知事の回答を紹介します。
質問1. 飲食店への人数制限
本当に府民の皆さんのご協力で感染は非常に抑えられているという状況です。
ほんとにこの間の基本的な感染対策含めて、府民の皆さん、事業者の皆さんに感謝を申し上げます。
ありがとうございます。
今、こうやって非常に抑えられてる状況が続いてます。
これがほんとに続けばいいなと思いますが、目を馳せますと、お隣の韓国であったり、あるいはヨーロッパ、一足先に冬が来てるエリアでは、ワクチン接種が非常に進んでる国、地域においても過去最悪の状況になっているというのが現実としてあります。
また合わせて、昨年の波というのを考えると、年末年始、ちょうど忘年会や新年会、そして人が大きく動く時期がやってきます。
ですので、今、やはり感染については警戒をする必要がある時期だと思っています。
時短要請とかお酒提供自粛とかって言うのは、当然これはやりたくないですし、それから医療が逼迫するという状況も当然防いでいきたい。
その中で、安全に飲食を楽しんで頂くという意味でも、飲食の場において、同一テーブルは4人以下で、感染対策を取りながら楽しむということを、ほんとに申し訳ないんですけども、ご協力をお願いしたい、そう思います。
質問2. 要請期間
今回要請の期間が年末までとなってると思うんですけれども、
今、知事のお話でもあったように、忘年会、新年会というお話だったと思うんですけども、新年会を含めて期間を年末までとされた狙いをお聞かせ下さい。
今回も11月1日から11月末までということで、1カ月単位で設定を致しました。
なので、1カ月以上伸びるとなると感染状況もどうなるか分かりませんので。
やはり、1カ月という区切りのいいところでですね、今回の要請をお願いしたいと思います。
また、年末前に本部会議を開いて、その時の感染状況を含めて判断したい、そう思います。
この状況がずっとこの年末も続けばいいと思いますし、そういうことが続けば、また別の判断もあると思いますが。
ただやはり警戒を、
ずっと警戒してばっかりである必要はないんですけれども、ただやはり社会経済動かす必要もありますから、そこは非常に重要なことなので、それも今、様々な支援策も含めてやってるところではあります。あるんですけども、やはり、これまでの波を見ても、完全に一致してるんです。
第1波と第4波、これは3月の年度末に起きてる、第2波と第4波(第5波の言い間違いかと思われます。)、これも夏休みに入って人が大きく動く時期に起きてる。
第3波は去年の冬に年末年始に起きてるということを見ると、やはり日本人の習慣とか行動対応を含めて考えても、やはり警戒すべきシーズンだと思いますので、ちょっと申し訳ないんだけれども、同一テーブルは4人以内でお願いしたい。
8人で行く時も、感染対策取られてる、ゴールドステッカーのお店で。
これは申し訳ないけど、距離を取って頂いて飲食を楽しんで頂きたい。
そこの感染対策にご協力をお願いしたい、そう思います。
年末のだんが来れば、状況がどうなっているか、誰も予測できないんですけど。
その時の状況踏まえて判断をしたいと思います。
質問3-1. ワクチン検査パッケージ
感染拡大時には、ワクチン検査パッケージを使う事が想定されているかと思うのですが、府として独自の基準を設けて導入するタイミングとかを決定していくという事はあるのでしょうか。
いや、独自の基準というのは無いと思いますが、感染拡大時までにワクチン検査パッケージの準備は整えたいと思います。
ただこれ整えるにあたっては、陰性検査どうするかというところがキモの部分になってますので。
そこ、今、国でもまだ最終、費用も含めて確定してないですから。
ここは国と出来るだけ早く調整した上で、12月中にはワクチン検査パッケージは動かせるようにしていきたいと思います。
ちょっとここは大阪府だけでは、勝手に進めることもなかなかできないので、国と協議しながら今、進めています。
質問3-2. ワクチン検査パッケージ
このワクチン検査パッケージの制度の活用の狙いについてお願いします。
感染対策を取りながら社会経済を動かしていく、この両立のために必要なものだと思います。
ただこれは、ずっとやるものではなくて、本来であればやらない方がいい制度だと思っています。
ワクチンを打つも打たないも、本来自由ですから。
この制度も、本来とるべき制度ではないと思ってます。
ただどうしても、社会経済を動かしていく上で、感染拡大リスクっていうのを下げながら、両立させていくためには、時限的な対応としてワクチン検査パッケージが必要になると思います。
で、これは、僕は飲み薬が普及するようになれば、もうそれは止めるべきだと思うし、本来これはあまりやるべき制度ではないと思ってます。
ワクチン検査パッケージをうまく活用すれば、ワクチンを接種してる人というのは、オックスフォード大学の調査でも明らかですけれども、他人にうつす割合も60%低下するというのも出ています。
症状がそもそも弱くなったりするわけですから、おそらくそうなんだろう、僕がそうなんだろうというだけじゃなくて、そういった専門機関でも、他人にうつす力も弱くなってるという事なので。
そういった面で、ワクチン打ってるグループで、そしてそうじゃない人は陰性検査で、陽性じゃない人という事が分かってる人達で、社会経済を出来るだけ動かしていくということは、時限的な措置として有効だと思いますし。
ただこれはあくまでも時限的な措置に止めるべきだと思ってます。
最後に
この記事の内容は、2021年11月25日の情報です。最新情報は大阪府のホームページ等でご確認下さい。
なお、発言内容を一言一句全て書き出しできているわけではありません。
文章では分かりにくい部分は、動画などでもご確認頂ければ幸いです。