2021年11月18日に大阪府・吉村知事の会見が実施されました。
その会見の中で、大規模商業施設や飲食店への協力金に関係する質疑応答がありましたので紹介します。
この記事では、主に下記の項目についての質疑応答を紹介しています。
●大規模施設への協力金過払いについて
●飲食店への協力金過払いについて
質疑応答
記者の方からの質問と、それに対する吉村知事の回答を紹介します。
質問された順に紹介しています。
質問1. 協力金過払い
大規模商業施設への協力金の件でお伺いします。
約160件、約7億円の過払いが発生したということですが、それに関して知事どのように受け止められてらっしゃいますでしょうか。
まず原因として、職員のシステムの操作ミスということですから、ほんとに事業者の皆さん、お詫びを申し上げたいと思います。
二重に過払いになりましたので、二重に過払いになってますから、ここは事業者の皆さんに正直に申し訳ないということを、担当部からも申し上げて、そして、多くの事業者の方からほぼ全てですけれども、返還して頂けるということにはなっています。
大事なのは、やはり、事業者の皆さんに手間をおかけすることになります。
原因として、システム操作のミスですから。
これは我々の方に全面的なミスがあるという事ですから。
そこはほんとにお詫びしますし、二重払いなってますので、その分については返還をお願いしたい。
そしてまた、それに応じて頂いているということに、感謝を申し上げたいと思います。
今後は、こういった事が二度と起こらないように、再発防止に取り組んでいきます。
今回の原因、システム操作ミスなんですけど、掘り下げてみれば、まず、システム自体に、このミスを防止するところの機能というか、そこが不十分だというのが1つと、もう1つは、単純に府庁の職員の操作ミスの部分がある。
二重の部分がありますので。
システムの部分は、改修を致しました。
後はやはり、最後はそうは言っても人間が操作しますから、人為的なミスが再び起こらないようにしたいと思ってます。
また3期、4期の支払い分がありますので。
今回、大規模商業施設、それからテナントさんへの支払いの手続きの中で起きましたので、今後の手続きの中で同じようなことが起きないように、再発防止策について、担当部に指示をしましたので、そこを徹底していきたいと思います。
質問2. 協力金過払い
今日、委員会の中で、知事が代表を務めている大阪維新の会の府議の中からも、今朝になって商工労働部の方から説明がしたいというふうに連絡が来たと、
で、9月に起こっていた案件なのに、なぜ11月になって説明なのかという指摘があったんですけども、この指摘については知事どのように受け止めてらっしゃいますでしょうか。
そうですね。それはすぐにやはり報告すべき話だと思います。
ここは、そういった案件が出てるというのも分かってたわけですから。
そこは、すぐにある意味オープンにしてですね、再発防止に努めるということが必要だというふうに思ってます。
質問3-1.過払いの報告
ちなみに知事の方には報告があったのは、いつだったんでしょうか。
今日です。
質問3-2.過払いの報告
それで9月の段階で、分かってたわけですから、10月のミスというのは防げるのかなぁと思うんですけども、報告が遅れたことに関しては、部局の方は知事にどのようにご説明があったんでしょうか。
まず、やはりこの人為的なミスが起きたので、本当に申し訳ありませんでした、という事です。
で、9月のミスの部分と10月のミスの部分、ちょっと、僕も詳しく聞きましたけど、中身が少し違う部分があるのかなというところがあります。
ただ、大切なのは二度とミスを起こさないと、再発防止策を徹底するという事です。
ですので、こういったことが起きればすぐに上司、副知事だったり、私であったり、そこには報告すべき話だし、
ただ今日は報告を受けて再発防止策を徹底的に取り組むと報告も受けましたんで、今後二度とそういうことが起きないようにしたい、そう思います。
質問3-3.過払いの報告
なんでその報告が遅れたのかっていう説明の部分については、どのように説明があったんでしょうか。
そこについては、報告が遅れたというか、対策を取ってきたところなので、特に報告が遅れた、こういうふうに報告が遅れたんですという説明自体は特にないです。
質問3-4.過払いの報告
対策を取っていたから、報告はしないでそのままずっと対策を続けてたっていうことなんですかね。
担当部で、これは当然上司に報告し、その上司の範囲で対策をして、この返還の話も含めて対応したということだと思います。
本当はそこからまた、さらにもう一個上に報告すべき話だというふうに思います。
そこの上司っていう、上の、それぞれ担当の組織を今作ってます。
支援金の場合はかなり大きな組織を作って、迅速に支給するためにかなり大きな組織と支援体制を作ってるので、その中の上司に報告して、そこから上に副知事、知事には上がってなかったということだとは思います。
その内部で、内部の上司決済ということで対応したんだと思います。
本来、これはよりきちんと、上に報告すべき話だと思います。
質問4. 職員への対応
今回の件を受けて、職員の方何らかの処分をされたりとか、そういったものをされる予定っていうのはあるんでしょうか。
これは事実関係を整理した上で判断するという事になります。
話聞くとやはり、出来るだけ早く迅速に、当然入金したいというのは当然あるわけですけど。ただ、それでもきちんと対応しなきゃいけませんから。
故意のミスではないんですけれども、その中で、人為的にどうしても操作ミスがあったということですから。
ここは厳正には対処します。
ただ、わざとやった話でもないし。
そこは厳しく対応したいというふうに思ってます。
事案を一回整理した上で、厳正に対応をします。
質問5-1.飲食店への協力金過払い
今回大規模商業施設ということですけれども、
飲食店の協力金についても一部で、過払いがあったと伺っているんですけれども、これについて知事の方で把握している例があれば教えて下さい。
かなりの件数を処理してますので、今回のこの商業施設みたいな大掛かりで7億円規模、160件、7億円という大きなミスという事は、そこは報告は受けてないです。
ただ個別に見るとそれはあるかもしれませんが。
個別の案件で、不正案件とかの報告は受けますけど、個別に二重に入金しましたとか、その辺りはちょっとまだ受けてないです。
質問5-2.飲食店への協力金過払い
飲食店に限っても、そういう報告は上がってきていないという事ですね。
はい。
最後に
この記事の内容は、2021年11月18日の情報です。最新情報は大阪府のホームページ等でご確認下さい。
なお、発言内容を一言一句全て書き出しできているわけではありません。
文章では分かりにくい部分は、動画などでもご確認頂ければ幸いです。