2021年9月30日に大阪府・吉村知事の会見が実施されました。
その会見の中で、飲食店に関係しそうな質疑応答がありましたので紹介します。
この記事では、主に下記の項目についての質疑応答を紹介しています。
●行動規制緩和のための実証実験について
●要請に応じなかった店舗への過料手続きについて
●ゴールドステッカーについて
記者の方から質問が出た順番に紹介しています。
質問1. 実証実験
政府の方のワクチン接種検査パッケージを利用した行動制限緩和の実証実験なんですけども、大阪府として参加される意向とのことなんですが、
政府との調整の中で、何か浮上しているような課題だったりですとか、あるいは現在確認している事項とかあれば宜しく願いします。
飲食店とライブハウスで進めて行くという事で、ここは進んでますけれども、具体的にどのように進めて行くのかそこの中身ですね、
1つは、2回接種した方の確認、あるいはその検査をどうするのか、そこの実務的な話、それを確認した上で、来店時に確認して、事業として成り立つのかどうか。
課題は無いのかどうかというのが1つのポイントですけども、そこはやっぱり実証実験として当然やるべき話。
もう1つやっぱりやらなきゃいけないのは、それで感染がどう広がり、広がらないのか。
これって、どこまで実証実験で出来るのかっていう、ちょっと難しい課題もあるですけど、多分そこのところで、国の中身がまだなかなか煮詰まってないところはあるんだと思います。
今やり取りで課題にあがっているとことしては、来店者の方のリストを作ると。
そういった話も出てるんですけど、リストをいちいち、来て、署名してもらって、個人の名前住所、連絡先とか色々書いてもらうとかそういうのはなかなか実際成り立たないですよと言う話を申し上げてて、大阪の場合は、大阪府のコロナ追跡システムがあります。
QRコードで、読み取れるのがありますので、あれはQRコードで読み取ってもらえば、タップするだけで最後まで登録できます。
何か文字を入力する必要ないとこまで今やってますので、なので、あとは、その時にこちらが情報把握できるというのは、個人名は把握できないですけども、
何時何分にそのお店に入ったのか、そして連絡される人のメールアドレス。これは取得できますから。
そのお店が、お店での管理、そのお店でどういう人が来てるか管理できますし。
なのでその後の連絡も当然できますから。
大阪コロナ追跡システムを使えばいいんじゃないですかという話を今やっている最中です。
ただこういった追跡システムを採用してる都道府県と、そうじゃない都道府県とあるので、一般化は出来ないのかもしれないですけど、大阪においてはこれが機能してるので。
特にライブハウスなんか今でも使ってもらってますし、けっこう。
なので、これを使えばリスト使わなくてもいいし。
あと追いかけるとこも最低限の追いかけは出来るじゃないですか、という話はしてます。
その人が、陽性者が出れば、もちろんこれはどのシステムを使ってもそうだと思うんですけど、結局その人が実証実験参加してるのかどうか、結局本人の申告が無いと分からないので。
その実証実験に参加した方がもし要請になったら、その人の、陽性になったという申告は必要になりますけど、多分これはどのシステム使っても必要になるとは思いますから。
そこで本人に申告してもらうという前提にたてば、
一定、保健所も色んな疫学調査やってますので、そこと組み合わせれば、何とかそれで広がったかどうかの、完璧じゃないにしても確認はできるんじゃないかというふうに思ってますんで。
ちょっとここはなかなか制度設計難しいとこだと思ってますが。
そこのお店に行った後に、じゃあ別のお店、全然関係ないところで飲んで、そこでうつってたらどうなるのとか、色んなパターンがあるんで、なかなか整理する必要あると思うんですけど。
ただ、住所・名前を名簿作ってとかいうのは超原始的なやり方ですし。
コロナ追跡システムを使って、実証実験を合わせ技でやるべきだという事を今、国に申し上げています。
一応そのやり取りをしながら、今最終の制度設計に入っていってるという状況です。
やることは決まってますが、その中身ですね。
なかなか決まらなくて、我々も、最後決めるの国ですから。
そういう状況です。
質問2-1. 飲食店への過料手続き
先日本部会議で公表になっていて、45条に基づく飲食店6店舗への過料決定なんですが、資料ではですね、地方裁判所って書いてあって、担当官に聞いたらどこの裁判所か教えてくれなかったんですけども、大阪地裁で良いんでしょうか?
大阪地裁です。
質問2-2. 飲食店への過料手続き
なぜ公表できないのかってことで、聞いたら、事件自体が非訟事件で、基本的には原則非公表だと。
例外的に件数の公表をしているということを言われて、
ただ、これ非訟事件とはいえ本店の所在地とかによっては、東京の、例えば大阪に店舗はあるけども、東京とか府外に本社がある場合があって、そういうことは含まれてるんですかと、聞いたら、それも答えられないと言われたんですが、
全然隠すことでないですから。
ちょっと、おれ大阪地裁と思っていたけど、、
(近くにいるスタッフ:確認します。)
確認します。
基本大阪地裁に申し込みましたっていうのは聞いてるので、大阪地裁ですけど。
言う通り、確かにそれが、1店1店を確認しているわけではないので、正確な裁判所、あてさき裁判所はまた報告します。
別に隠すことでも何でもない。
店名は公表せんでいいと言いましたけど。
質問3. ゴールドステッカー
飲食店に関して、ゴールドステッカーの申請で、駆け込みでの申請とかあるかもしれないですけれども、
まだ認証がおりていない、申請したけれどもおりていないところがあるかと思うんですけど、改めて知事はそういった現状をどのようにお考えでしょうか?
6月16日から受付を開始致しました。
もちろんこれは手続きが必要になってきますんで、認証まだの手続き中のところは、是非、我々としても当然審査を早めていきたいと思っていますし、
我々としても困っているところが、予約、現地確認の予約日がなかなかとれないというのがこの間結構ありました。
また、ここ補正お願いしますと、不十分ですからやり直してくださいということがあっても、そっから返事がないという事が結構ありました。
いつからそういう事が生じ始めたかといえば、ちょうどまん延防止でお酒の提供を可とした後、緊急事態宣言に入って、どうしても感染状況、緊急事態宣言に入って、
申し訳ないけどもまた一旦、酒、酒類提供の自粛をお願いしますってやったあたりから、なかなか連絡が取りにくいというところが非常に多く出てきて、担当部も困っているという報告を常に受けてましたから。
ただ積極的にできるだけこちらから働きかけて、店が閉めてても確認ができるわけだから、そこは手続きを急ぐようにという指示は出して、何とか担当は一生懸命お店とやり取りをして今進めています。
だから店によって段階が違うので、申請してすぐのところと、あるいは書類に不備があってこれは訂正してください。というとこと、
それから日を予約、書類は完了しましたから日程を入れさして下さいと、現地確認入れさして下さいと。
その店個店個店でばらばら、状況が全然違うのでひとくくりにして言うのは難しいですけれども、手続きとしては府としてもスピーディに進めて行きたい。
それからお店の方もご協力をお願いしたいと思います。
今、第三者認証店にこのお酒の提供8時半、9時というのを方針発表した以降ですね、申請件数っていうのは増えてます。
それまでは1日100件くらい増えてるペースでしたけども、5倍の500件くらい、申請件数自体が増えているという状況です。
それから、様々な問い合わせも今グッと増えている状況です。
これはほんと3カ月以上前から始めている仕組みでもありますので、我々としても協力して頂ける店舗を増やしていきたいと思っています。
それぞれのお店の、その時点の状況によって、違うとこあると思いますが。
是非、感染対策の徹底した準備と、そして我々も急いでいきますので、認証の取得をお願いしたいと思います。
10月1日からそういう事で始まるわけですけれども、
ゴールドステッカー取得していなくても、まずは8時までの時短要請に応じて頂ければ、途中で取得した場合でも、協力金については支給を致しますので、
途中の、しかかりになっているお店も出来るだけ早く、是非要請にはご協力頂きたいと思いますし、ぜひ早く取得をして頂きたい、そう思います。
最後に
この記事の内容は、2021年9月30日の情報です。最新情報は大阪府のホームページ等でご確認下さい。
なお、発言内容を一言一句全て書き出し出来ているわけではありません。文章では分かりにくい部分は、動画などでもご確認頂ければ幸いです。