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【大阪府・飲食店】緊急事態宣言の今後と将来の行動制限について_2021.9.6時点の情報




大阪府 吉村知事 緊急事態宣言 延長 分科会 行動制限

2021年9月6日に、大阪府・吉村知事の会見が実施されました。その中で、飲食店に関係ありそうな質問とその回答を紹介します。

この記事では、「緊急事態宣言の延長」や「今後の行動制限について」についての質疑応答を紹介します。

記者からの質問と知事の回答は下記の通りです。

質問1.緊急事態宣言の延長について

緊急事態宣言については大阪も延長を検討していると、国の話で、報道でも出ていますが、現時点で知事のお考えをお願いします。

今の感染の状況、そして医療のひっ迫状況を考えると、これは延長はやむを得ないと思っています。ただ明日の感染者の状況も把握したいと思いますし、現時点で国に対して延長要請をしているわけではありませんが、今の状況からすると、この延長というのはやむなしだというふうに思っています。

ただ、まだ国にはそれは伝えていません。

今日の陽性者、明日の陽性者、感染自体が確かにピークアウトしているんではないかという専門家もいらっしゃいますし。確かにそういう数字の傾向もみられます。なかなか判断難しいところですけど。ただ医療もひっ迫しています。数も多いですから。

12日で緊急事態宣言解除というのは、難しいというふうに思います。

質問2.緊急事態宣言の延長について

何か事前に、国に要望するための対策本部会議というのは今回予定されていますか?

今のところ特には設定していないです。

 

 

質問3.減ってきているように見えますが

減ってきているようにみえる理由は、松井市長もさっき言っていまして、人流が減っていない中でなんで減ってきているのかよく分から、、科学的にいうものが、、根拠がない。ワクチン打った人が増えてるからなのかなみたいな発言をされていたのですが、知事は減少傾向にも見える、理由は?

まずは、確実に減少傾向に入ったかどうかは分からないとは思います。

確かに倍加速度は確実に低下してきているのは事実というふうに思います。

一つとすれば、やはり、まず増えた原因として、お盆休み、オリンピックがちょうど終わったお盆休みの時に、お盆休みの前後でかなり人が動いたと、首都圏を中心にして、ワッと人が動いたというところがあるんじゃないかと思っています。

実際お盆休み、それまで1000くらいだったべースが2000に増えて3000まで行きましたから。

このお盆休みの時に大きく人が人流が動いて人の接触が増えたというのが一つあるんではないかなと。

それが、今もう無いわけですから。その特別に増えた原因が今無くなっているというのが一つあるのではないかというふうに思います。

それからやはり、オリンピックが終わった後、メディアも含めて非常に医療がひっ迫して危険な状態だという情報、報道、そういった発信がものすごく僕は増えたと思ってます。

それを見て、病床は確かにひっ迫してきてるなという事を首都圏もそうだし、府民の皆さんも受け止めて、一人一人のちょっとした感染対策っていうのが強まってきた。これがもう一つの要因としてあるんではないかと思っています。

もう一つが、緊急事態宣言になって人流は減ってます。

確かに冬の緊急事態宣言、そして春にやった緊急事態宣言よりは減りは少ないですけれども、ただ、まん延防止のこれまで2回ぐらいやったまん延防止の時よりは減っているので、そういった意味では緊急事態宣言をやって効果ない、効果ないとも言われるんですが、これは皆さんに資料公表している通りですけど、人流は前みたいに大きくは減ってないけれども、まん延防止の時よりは減っている。そういったいくつかの要素が重ね合わさったというのが、もしピークアウトしてたら、それが原因でないかと思います。

もう一つは、僕はウイルスの専門家じゃないから分からないけど、ウイルス側の事情もあるのかもしれないですね。

一気に熱発した時にウワッと増えるんですけど、いつもどっかで下がってくるので、下がる下がり方とか、そういうのは人と人との接触とか、緊急事態宣言における対応とか、僕はそういうのがかなり影響すると思うのですけど、何か世界の状況をみてもずーっと上がり続けないので、このウイルス。

どっかで天を迎えてどっかで下がってくるので、何かこの、僕らには分からない、少なくとも僕にはわからない、ウイルス側の何か熱を発する期間と、そうじゃなくなる期間というのがなんかあるのかなと、ここは専門家にむしろ僕も聞きたいところですけど。そういうのもあるかもしれません。

ただ僕自身がやっぱり、そうかなと思うのがさっき言った三つの部分。

一つは府民の皆さん、事業者の皆さんの感染対策これが強まったということ、お盆休みの大きく人が動く期間が過ぎて、増加要因が少し減ったということ、それから緊急事態で、不十分とはいえ、人流が減った。このあたりが重ね合わさってる部分があるんじゃないかと思っています。

ただ、まだちょっとわかりません。現実にピークアウトしてるかどうか。

質問4.宣言の解除について

今、宣言の解除は12日では難しいのではないかというお話があったと思うのですけれども、これまで知事は重症病床が50%に近づけばさらに厳しい要請内容もという話もされていました。

重症病床自体は上がっていますが、感染状況は倍加速度が下がっている中で、このことについてどのように考えられていますか?

確かに感染が下がってきている可能性があると思います。倍加速度も下がってきて、場合によってはピークアウトしてる可能性もゼロではない。

ただまぁこれは感染対策緩めていいですよという事ではないですから。

そこだけはちょっと、メディアの皆さんに発信をお願いしたと思うのですが。

ただ、日々の数字を見てると、3000に達したその週も実は、週単位で見ると倍加速度としては下がっている。週で見ると減少してる状況でもあります。

なので感染者数自体がほんとにピークアウトしたんであれば、今までの傾向でいくと、下がっていくということになります。

もし下がっていけば重症者、あるいは入院される方も少し遅れて下がってきます。

逆に、感染者が増えてくるとき、これは少し遅れて重症者も入院する方も上がってきます。

なので50%という基準は当然まだ僕の中にありますけれども、感染者自体が上がる傾向にあるのか、下がる傾向があるのか、あるいは横ばいで高い数字でとどまる傾向にあるのかそういったことも踏まえて様々な判断をしたいというふうに思います。

質問5.将来の行動制限について

先週の金曜日も質問があったかと思うんですが、政府の分科会が行動制限の緩和について先週の金曜日、会議を開いていると思います。

その中で緊急事態宣言下でも酒類の提供可能ですとか、大規模イベントの開催などを出来るような方向性を示してますけども、そうなってくるとかなり対策が、対策すること自体がおざなりになる可能性もあると思うのですけど、そのあたりについて改めて知事のお考えは?

ただ前提として、あまり報道されていませんが、あれは11月中に希望する方のワクチンが全員に行き届いた後の話だと僕は理解をしてます。

それでいいですよね。

なので、希望する方全員がワクチンが行き届いてない、今の話ではないという事をきちんと伝えなければいけないんじゃないかな。

だって、次9月13日以降どうするのという議論もあるのですが、そことごっちゃになってる人もいるかもしれないので。だから出すタイミングというのも結構大事だと思うんですけども。

今回出されたと思いますが、出したうえで、中身に書かれていることとしたら、僕もそうだと思うのですが、やっぱり希望する方にワクチンが届いている状況じゃないとそれはやっぱりおかしいという話になると思います。

打ちたくても打てないのに、打ってる人だけお酒夜飲みに行くとか、ちょとそこはなかなか理解も得られないし、それがまかり通れば、今度は”ワクチン打ってないけど俺も行くわ”みたいな感じになってくるんで。

やっぱりワクチンが全員に行き届くという事を前提にしたうえで議論すべき中身じゃないかと思います。なのでワクチンが希望する方に行き届く前に、そういうことをするのは僕は間違っていると思います。

その議論を始めようというのは、これは僕らも出口戦略のロードマップを作ろうという意味では、基本的には同じ考え方なので、同じ方向性向いているので、そういった議論するのはいいと思うんですけど、そこの時期っていうのをちゃんと明確にしないと、逆に誤解を与えてしまうのではないかと。

僕自身は11月で、希望する国民に全部行き届いた後、どうすべきかという事はそういった議論は必要だと思ってます。

ただそれ、行き届いてない前にやり始めると、逆に感染増大の方につながるんじゃないかと思いますし、それを僕が勝手に思っているだけじゃなくて、大阪でロードマップを作ろうとしている時に、専門家のどなたかが言ってましたけど、充分にワクチンが行き届いてない段階でこれを始めると、ワクチンをしない人もそれに乗っかってきますよと。いう議論になって、まさにそうだなと思って話がストンと胸におちた。

ワクチンが行き届いたタイミングでこうなるとか、きちっと場合分けをしたうえでの議論が必要じゃないかと思います。

ワクチンが行き届いた後であれば、僕はああいった考え方は、どちらかといえば賛成の考え方です。

質問6.今後について

ただ、ワクチンを接種したからいって、重症化を防げるかもしれないですけど、もちろん分科会は前提として感染対策をしたうえでという前提がありますが、ただ、やはり、知事が先ほどおっしゃったように先に示す事でワクチン打ったから、何をしても大丈夫だという変な誤解が蔓延して、府民が行動変容するという可能性もあると思います。

改めてそこについて、知事として府民への呼びかけというのは?

呼びかけというか、まだ何も決まってないので。

ただ、重症化予防として必要なワクチンが希望者に全員行き届いたら、その後の世界というのは、僕はもうゼロリスクを目指すというのは止めた方がいいと思ってますし、出来ないと思っています。

僕はその後は、感染が広がることもあり得ることを許容する社会を目指していこうと、僕は基本的にそういう考え方です。

ただそれが、ちゃんとワクチンが希望する方に行ってないのに、”俺打ててへんやんか。ちょっと待って。”ってなりますから。全員が、打ちたい人は打つと。

そして僕は集団免疫獲得できないと思っています。

だから自分の判断で打てない、打たない人は、リスクと向き合わなきゃいけない。そういう社会にならざる得ないと思います。

アレルギーとかどうしてもそれで打てない方、アストラゼネカは40歳以上になるし、そういった方は守っていかなきゃならない。

ここは出来るだけ医療の、最後は医療のキャパシティというのは絶対一番大事な条件になってくると思うんですけど。

みんなにワクチンがいった後の、全員外に出るのを止めましょうとか、感染の山は絶対に認めない社会にしましょうと言ったら、多分社会は成り立たないんじゃないかなというふうに思っているので。

かといって希望する人全員にワクチンがいったところで、集団免疫は獲得出来ないと、山は出来るときは出てくると思うので。

その時にある意味、感染をある程度許容することは国民的なコンセンサスをきっちり議論してやっていく必要があるんじゃないかと思っています。

僕がもう一個思うのが、飲み薬ですね。飲み薬が出来るタイミングっていうのがいつになるかによって、もうちょっと我慢しましょうっていうのが言えるかもわからないので。

ワクチンはおそらく11月、大阪では11月中を目標に終わらせようとしてますけど、飲み薬も今色んな所で開発していますので。飲み薬が出来れば、クリニックや診療所で普通に診察して、そこで投与して、軽症者が重症になりにくいとなったら、やっぱりこれはずいぶん景色が変わってきますから。

ワクチン打ちたくない人だって、それがあれば状況も変わってきますし。

飲み薬が出来るタイミングっていうのがいつになるのかが僕は、実は重要じゃないかなと。

ただ飲み薬が出来るのがずいぶん先になるんだったら、11月にいったんワクチン希望者が終了するのであれば、その時の社会の在り方っていうのは議論していかないと。

いつまでたっても商売できないので。

ちょっと山が増えたらみんなで抑えろとなったら、生活していけなくなるし。

じゃあ、そこで守るべきはといえば、重症化予防だと僕は思ってるので。

重症化予防する手段がみんなに、希望する人には行き渡ったということであれば、重症者数も減ってくるとは思います。もちろん感染の規模にもよるけど。

明らかに今も65歳以上の高齢者の重症者は極めて減っているので、なのでこれが40代50代に行き渡って、20代30代に行き渡れば、より重症者は減ってくると思いますので。感染者数に比べて。

一定の、そういう状況になった時は

ただそこでも最後はやっぱり命を守る最後の砦の重症病床数がどのくらいあって、それがどのくらい埋まっていて、というのは一定管理していかないと、そこからあぶれる人は出来るだけそういう事態は防がなきゃいけない。

ここは最後、常にここに行き着くと思っているんですけど。

多分それを許容するとしたのがブラジルの大統領が許容したわけですけど。これも国民に正面から言うのだったら、それも一つの考え方だけど。多分これは日本では成り立たないと思うので。

感染対策を徹底する。国民の命や安全を守るというふうに言う以上ですね、これはやっぱり重症病床が最後どのくらい埋まって、オーバーフローしそうなのかどうなのか、ここは重要な、最後まで重要なポイントになってくると思うので。

そうなる人が、ワクチンが広がることでずいぶん減ってくるから。社会も変わってくると思うし。

今は希望者も打ててないので。ホントは自分は打ちたいんだけど打てないという人が感染が広がって重症化するのは防ぎたい。

そうなる前に、なにかワクチン打ってる人だけ解禁という話になると、そこにワクチン打ってない若い人も当然参加してきますんで。

だから、これを言うタイミングが重要ではないかと思っています。

ワクチンが希望者に届くとき。その時にどういう社会がまっているのか。

経口治療薬、飲み薬が出来た時に、どういう社会がまっているのか。

ホントはそういうところをしっかりと議論すべきだと思うし、方向性は決めていきたいと思っています。

ただ注意しなければいけないのが、みんなに行く前にあまりそこが間違って伝わっていくと、”ワクチン打ってるからいえーんちゃうの”みたいな空気が出ると、感染拡大という非常に危険な状態になるし、ワクチン打ってない人が沢山いる中で、そういう状況にはならないようにしなければならないというふうに思っています。

最後に

この記事の内容は、2021年9月6日の情報です。最新情報は大阪府のホームページ等でご確認下さい。

なお、発言内容を一言一句全て書き出しているわけではありませんので、わかりにくい部分については動画などでご確認いただければと思います。