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【大阪府・飲食店】まん延防止措置の延長要請に関する質問_2021.7.7の質疑応答




まん延防止等重点措置 延長 要請 大阪府 要請内容 酒類

2021年7月7日に大阪府吉村知事の定例会見が行われました。その会見では「大阪府が、2021年7月12日以降も、まん延防止等重点措置の延長を国に要請する」ことに関して質疑応答が実施されていました。

この記事では7月7日の定例会見の質疑応答の中で、飲食店に関係する内容をまとめて紹介します。

なお、延長するか否かの最終的な判断は国が行うそうなので、国の基本的対処方針が決まってない7月7日時点での質疑応答となります。

質問1.

まん延防止の延長を国に要請したとのことですが、府内の飲食店に対する時短などの要請はそのまま継続しますか?それとも見直しが必要だと考えていますか?

■措置内容を変更することは考えていないです。まん延防止が解除されるのであれば、営業時間が延びていくのだろうと思います。

■仮にまん延防止等重点措置が延長された場合の措置内容については、基本的対処方針がどうなるかわからないので、今の段階では国とも協議しながら進めていますとしか言えませんが、ゴールドステッカーを取得申請して、感染症対策を実施している店舗については、原則2人から4人以内にするということを考えています。

営業時間についてはそのままお願いしたいと考えています。

■大規模商業施設については、基本的対処方針をふまえた上で判断したいです。

■先ほどの飲食店についても、基本的対処方針がどうなるかで変わるところがあるので確定案ではありません。質問に対して考え方をお答えしました。基本的対処方針は確定していませんので、その返答によっては変わりうるところが出てくるかもしれませんが、今のまん延防止で実施している措置の継続をお願いしたいと思っています。ただ、2人以内としているところは4人にしたいと考えています。

質問2.

エリアについて、市内に限定する考えはありますか?

■現時点では考えていません。

■基本的対処方針がどうなるか見えないので、最終決定ではありませんが、現時点では33市が対象で、10町村が対象外になると思っています。基本的対処方針がどういう対処方針になるか分からないので、今の対処方針をベースとしてお伝えするとそういう考え方になります。

質問3.

まん延防止等重点措置の延長に関して、東京都では酒類提供の原則禁止が検討されているそうですが、大阪府ではそこまでの対策強化は必要と考えていますか?

■今後の感染拡大状況によってはありえると思いますが、現時点においては酒類提供を停止することはないと思っています。

■事業者の皆さまの協力があって感染が抑えられている以上、ゴールドステッカーを取得するような感染対策を徹底しているお店については極力、事業・営業の制約をかけたくないという思いがあります。なので、今の時点で酒類の提供を禁止することは考えていません。

■この数字がステージ4のような数値になってきた時には対策を取らなくてはならない時期が出てくるかもわかりませんが、現時点ではそうは思っていません。

質問4.

知事はワクチン接種の完了をあげられていたと思いますが、まん延防止等重点措置を延長するとすれば、期間は7月いっぱいが望ましいとお考えでしょうか?

■3週間から1カ月が適切だろうと思っています。

■2回目の接種終了という意味だけで見れば3週間、7月末でほぼ終了です。ただ、ワクチンは2回接種してから1~2週間で抗体が出来ると聞いていますので、その期間も併せて考えると3週間から1カ月が適切だと思います。

■ここについて最後は、国において判断されるだろうと思っています。

質問5.

酒類提供の知事の考えについて、国の方にも酒類提供の緩和措置などは伝えられていますか?

7月6日の夜に西村大臣と直接お話をし、府の考えをお伝えしました。酒類についてもお話致しました。

質問6.

まん延防止等重点措置がもし延長となった場合に、酒類提供の場面で、飲食店への人数制限を2人から4人にするとのことですが、なぜ4人とお考えでしょうか?

基本的対処方針が大きく変わると難しいかもしれませんが、今の基本的対処方針をベースとして考えると、現在のまん延防止で認められる人数は4人以下で、4要件をとっていることとなっています。4要件についてはゴールドステッカーで対応しているので、人数については、基本的対処方針で示されている範囲内で実施するとの考えです。お酒が出せるタイミングが増えるように、基本的対処方針で認められてた範囲内でやると考えました。

質問7.

仮に、まん延防止等重点措置が延長された場合について。特にミナミは昨年の夏以降、何らかの要請が1年近く続いている状況ですが、今後、感染状況を踏まえながら将来的に支援策や喚起策等があれば教えて下さい

■ゴールドステッカーを取得したお店について、出来るだけ営業が出来るように認めていきたいと思っていますし、支援策・応援策をしていきたいと思っています。

■ただ、一定のワクチンが広がってこないとリスクが伴うので、まずワクチンを広げることが重要で、ある程度広がってくれば色んな応援策・支援策をやりたいです。

■そこにいく過程においても、感染対策を実施し、ゴールドステッカーを取得しているお店に対しては、営業の制限を無くす形で対応していきたいと思います。

質問8.

仮にまん延防止等重点措置の延長が決まった場合、飲食店に対する協力金について、国とご協議していることがあれば教えて下さい。

基本的対処方針の中身がまだ決まっていませんので、協議を継続している最中です。

質問9.

デルタ株を考慮する時に、感染拡大の兆候が見られたら早期に強い措置が必要と話されていたと思いますが、感染の再拡大の兆候・トレンドに入っているとおっしゃている中で、飲食店の一部緩和を行う理由について教えて下さい。

■社会は色んな人で成り立っていて、飲食店を経営する大将や、飲食店で働く人の立場に立って考えて頂けたらと思います。

■感染が増えて制約があればその分売り上げが減って、直接生活に影響が出てきます。営業というのは、生活や暮らし、命につながっている部分があるという中で知事として判断しなければならないという思いです。

 ■今の感染者の状況は、病床の使用率と日々の感染者数を見れば、ステージ2、あるいは3になるかならないかぐらいの状況なので、普通であればまん延防止は解除して飲食店のみなさんも夜9時10時、8時9時とか、本来そうすべきじゃないかという意見もあるとおもいます。

■立場が変わると見える景色が違いますので、そちらを想像しながらやると、今の感染状況からして、まん延防止の延長はお願いしたい。ただ、感染者数が緊急事態レベルではないので、(要請内容を)2人から4人にしたいと思っています。

■バランスを見ながら進めて行きたいと思っています。

質問10.

国からの要請で、東京と同じように酒類提供禁止となった場合は従いますか?

■今の感染状況で、酒類提供を禁止して下さいというのは、飲食店の皆さんに守って頂けないと思います。これだけ協力して減らしてくれているのに、禁止といっても通らないと思います。そうなってくると、そもそもまん延防止というのを大阪は適用するのかされないのかという議論になりうるのではと思います。

■ただ、今のまん延防止の措置があるので、基本的にはそれと同じ措置をとっていくべきというのが大阪の考え方です。

質問11.

もし国が、大阪について「まん延防止等重点措置を延長しない」と判断した場合、大阪府としては今と同じ措置ではなく、時間など緩和せざる得ないという考えでしょうか?

■非常に難しい仮定の話になると思います。

■時間を緩和するとリスクが高く、感染の拡大速度が上がる可能性が極めて高いです。人手もさらに増えると思います。少なくとも今のまん延防止の措置をお願いしたいと思って、国にもお願いしています。

最後に

質疑応答の発言を一言一句そのまま掲載しているわけではありません。意味合いが分かりにくい部分については、ユーチューブで会見内容が視聴できますので、そちらをご確認いただければと思います。

なお、この記事で紹介した内容は、2021年7月7日時点の情報です。最新情報は大阪府のホームページなどでご確認下さい。