大阪府で実施しているゴールドステッカー制度(2021年6月16日開始)について、ステッカーの先行発行対象店だと思っていたのに、対象になっておらず、オンライン申請完了後もステッカーの印刷ができないという飲食店について、大阪府のコールセンターに教えて頂いた内容を共有したいと思います。
同じような状態の方へ、参考になればと思います。
先行発行とは?
■まず、ゴールドステッカーの先行発行についておさらいします。
「見回り隊」による調査(2021.4.5~5.31)で下記の項目が「すべて実施」もしくは、「1項目のみ未実施」の店舗については、ゴールドステッカーの先行発行が認められる。と発表されています。
①アクリル板の設置(又は座席間隔の確保)
②手指消毒の徹底
③換気の徹底(CO2センサーの設置)
④マスク会食の徹底
■ただし、認証基準20(カラオケ設備がある飲食店)については、現地確認項目の追加があるそうです。そのため、先行発行ではなく、本申請を行うことになります。
■先行発行が認められた店舗は、ゴールドステッカーの申請後、原則、実地調査なしでステッカーが発行されます。
■それ以外の通常申請の店舗は、ゴールドステッカーの申請後、実地調査を行い、「条件を満たしている」と判定されるとステッカーが発行されます。
ゴールドステッカーの制度自体についてはこちらで解説しています↓
先行発行の対象店舗にならなかった事例
■見回り隊による調査を受けていても、先行発行の対象店舗にならないことがあります。
「見回り隊による調査」は複数あるそうで、先行発行の対象店舗になるためには、「アクリル板の設置等を主に確認して回っていた見回り隊」の調査を受けている必要があるそうです。
■大阪市では、2021年4月5日から見回り隊による「飲食店の現地調査」が始まりました。
この見回り隊が発足した当初、大阪市内では、まん延防止等重点措置を実施しており、お酒の提供時間に制限はありましたが、提供自体はOKでした。
そのため、主な確認項目は下記の4項目でした。
①アクリル板の設置
②CO2センサーの設置
③消毒液の設置
④マスク会食の徹底
■しかし、4月25日から緊急事態宣言となり、酒類の提供について自粛要請がでました。そのため、「アクリル板の設置等を主に確認して回っていた見回り隊」とは別に、「酒類の提供自粛を主に確認する見回り隊」ができたそうです。
「酒類の提供自粛を主に確認する見回り隊」による主な確認項目は下記の2つです。
■そのため、店舗によっては「アクリル板の設置等を主に確認して回っていた見回り隊」は来ていないが、「酒類の提供自粛を主に確認する見回り隊」は来た。という店舗が出てきます。
■ゴールドステッカーの先行発行対象となるのは、「アクリル板の設置等を主に確認して回っていた見回り隊」による調査の条件を満たしている店舗です。
よって、「酒類の提供自粛を主に確認する見回り隊」しか来ていない店舗は先行発行の対象店舗とはならないそうです。
■対象とならない店舗は、通常の店舗と同様に申請を行い、不備が無ければ実地調査にて感染対策の確認をしていただくこととなります。
■ちなみに、今回紹介した事例の店舗に見回り隊が来た時の状況を別記事で紹介しています。もし宜しければそちらもご覧ください↓
最後に
各店舗によって、さまざまな状況があると思います。ここで紹介した内容が1つの事例として参考になれば幸いです。