2021年4月20日、第46回大阪府新型コロナウイルス対策本部会議が開かれました。会議の中で、大阪市内の飲食店の感染対策を調査している「見回り隊」について活動報告がされていましたので紹介します。なお、この記事は2021年4月20日時点の情報をまとめたものです。
見回りした店舗数
まん延防止等重点措置区域である大阪市内の飲食店を対象として調査されました。2021年4月5日~4月18日の期間で、12,639店舗の現地調査が実施されました。
体制について
4月5日から11日までは40人・20班体制で見回りをしていました。4月12日からは増員し、300人・150班体制となっています。
また、店舗を訪問する時間は当初、13時30分~17時30分でしたが、4月19日からは11時~20時と時間が長くなっています。
主な調査項目
見回り隊が開始した4月5日当時と変更はありません。次の4項目です。
■消毒液の設置(手指消毒の徹底)
■マスク会食の徹底
■アクリル板等の設置(又は座席の間隔の確保)
■換気の徹底及びCO2センサーの設置
見回りした店舗の感染対策状況(4月5日~18日)
■消毒液の設置を行っている店舗 :95.5%
■マスク会食を徹底していると回答した店舗:88.2%
■アクリル板の設置を行っている店舗 :65.7%
■CO2センサーの設置を行っている店舗 :51.2%
調査とあわせて伝えていること
■アクリル板の設置を徹底する
■手指消毒は利用者が入店する際に徹底して実施してもらう
■換気を徹底するためにCO2センサーの設置をお願い
■マスク会食徹底のため、卓上POPの設置などもお願い
夜の見回り隊について
大阪市内の飲食店等に対し、感染防止対策を徹底してもらうことを目的とした「昼の見回り隊」とは別に、営業時間短縮要請に対する遵守状況を確認する「夜の見回り隊」がいます。こちらの部隊は大阪府の警察と連携して調査しています。
20時から21時30分の時間帯に活動をしていて、4月20日現在は100人体制だそうです。
20時以降も営業している店舗をチェックしており、時間短縮に応じない店舗については、「指導・助言」→「協力文書の通達」→「個別要請・命令等の法的措置」の流れで法的措置が実施されます。
最後に
大阪市内の飲食店に必要だと思う情報をまとめてみました。
今話題になっている感染症に関する対策や制度は、どんどん変化しています。新しい情報が出る度に、またお知らせしていきたいと思います。
<2021.5.22追記>
見回り隊の調査を実際受けたお店のインタビューを別記事で投稿しました↓